副業 雑記

【振り返り】「選択と集中」によりAndroid案件の副業を撤退します

2023年2月20日

副業案件(Android)に入らせてもらっていたのですが、この度撤退することにしました。

案件メンバーの方には大変お世話になりました。

5ヶ月と短い期間ではありますが、良い体験になったので振り返りを行いたいと思います!

ITエンジニア6年目の山根です。X(Twitter)やってます。自己紹介,お問い合わせはこちらまで!

振り返り要約

  • 自分のキャパシティを知るため・技術範囲を広げるためにも、やってよかった
  • ただ、長期間事業にGIVEできるだけの準備と、身を削る覚悟が自分には足りなかった
  • 本業とは別の仕事を長期間継続するにはそれなりの覚悟か、事業へのLOVEが必要
  • 本業より積極的にチームに馴染みにいけ

副業の目的と経緯

自分が「なんで副業やるの?」と聞かれた場合、こんな感じになります。

  • 年収を底上げしたい
  • サーバサイド以外の開発体験を得たい
  • 他社、他業界を知りたい

自分は今サーバサイドエンジニアとして4,5年目の立場です。なんやかんやでサーバサイドの人間としてしか仕事したことないので、フロントエンド側またはネイティブアプリ側の目線も体験したいなと思っていました。

そこにちょうどTwitter上でご縁があり、開発案件への参画が決まった形になります。

よかったこと

副業やってみて自分にとって「よかったな」と思うことを挙げてみます。

収入が増えた

当たり前ですが、収入が増えました。

稼働によって違いましたが、額面で月4万円〜10万円になることが多かったです。

本業でやってる以外の技術に触れられた

これは上記で書いた「サーバサイド以外の開発体験」に相当します。Android案件なので、ネイティブアプリ特有の仕組みの下での開発は非常に面白かったです。

Androidのバージョンごとに仕様が微妙に違うのでそれを気にしたコーディングをする体験や、App Testerから自分の作ったバージョンのアプリをダウンロードして動作確認する体験は新鮮でした。

この経験は、今後サーバサイド以外の人と会話する際の助けになると思っています。

経営判断の一旦に触れ、業務委託としての立ち位置を実感できた

詳しくは書きませんが、正社員と業務委託メンバーをどう使い分けてプロダクトを成長させていくか、の判断の一旦に触れられました。

よくよく聞くと全て「ごもっとも!」という感じの判断でしたが、自分の業務委託としてのスキル・割ける時間を考えたときに、その判断で期待されているような動きを自分ができないことに気づき、撤退を宣言しました。

難しいと思ったこと(反省)

山根には、副業やってて「難しいな...」と思うことがいくつかありました。山根の大反省ポイントです。

ツヨい人は「それぐらい当然のようにやれよ」って言うんだろうなぁ...と思いつつ、いくつか挙げてみます。

業務に没頭するのが難しい

「時間を作るのが難しい」ではありません。時間は作れたけど「業務に没頭するのが難しい」です。

本業側の仕事は(当たり前ですが)ある程度内部に入り込んで提案したり業務改善したり、さらには何もなかったところから技術ブログを立ち上げたり...と、結構業務に「没頭」できています。

一方で副業だと

  • 本業の合間の30分~1時間で会議に出る => 以前までの会議の文脈を思い出すのに時間がかかる
  • 土日で相談チャットをしても返ってくる => 月曜に帰ってきて「これ何の話だっけ...」となる

のように、没頭して思考を回し続けるのが難しかった印象です。

これは私的な話ですが、「引越し・パートナーとの同棲開始」といったライフイベントが重なったのも、没頭できなかった一因かも知れません。

この「没頭できない」問題を解決するには、「副業案件となる事業や、チームへの大きいLOVE」が必要な気がしています。

本業より気合い入れてチームに馴染みに行かないといけない

開発スキルは誰でも時間をかければキャッチアップできて、再利用可能な自分の「スキル」になるのですが、人間関係だけは現場ごとに異なってくるため、都度把握が必要ですよね。

当たり前なのですが、副業だとこの「人間関係把握」にかけられる時間も本業に比べて少ないです。

山根は人間関係把握を舐めた結果、自分をマネジメントしてくれるチームリーダの方との1on1コミュニケーションが主になり、「チームで何かやってる」感をあまり持てなくなっていました。

本当は参画初期の1週間~2週間ぐらいで「現場にぐいぐい入り込んで人間関係把握しにいく・その人たちとコミュニケーション取りに行く」ことをしないといけなかったんじゃないかと、今となっては反省しています。

次からは、以下の記事で紹介されているような「参画時:確認リスト」を準備しておくようにします。

zenn.dev

若干の後悔

副業でネイティブアプリ開発を経験する=>本業でもネイティブアプリ開発に参画する、といったわらしべ長者計画を立てていたのですが、副業辞めたことにより破綻してしまいました。

ちょっと悔しいところです。

これからどうするか:本業に集中

しばらくはライフイベント側でもいろんなことが起きるためそれに対応しつつ、まずは本業に集中しようかなと思っています。

本業では通常の開発業務(Kotlin・SpringBoot)に加え技術ブログ運営も担当しているので、こちらでまず成果を出していきます!

まとめ(次副業やりたくなった時用)

次自分が「副業やりてぇな...」ってなった時のために、未来の自分へのアドバイスを書いておきます。

  • 長期間継続するには事業かチームへのLOVEが必要
  • チームへのLOVEを持つために、参画当初の人間関係把握は怠るな
  • 「忙しいから...」とかじゃなくて、GIVEするだけの覚悟を持って参画しよう

-副業, 雑記